バニラな毎日 (幻冬舎単行本) 作者:賀十つばさ 幻冬舎 Amazon 閉店した洋菓子店で開かれる、ちょっと変わったお菓子教室。悩みを持った人々が、お菓子を作りながら、大切なものに気付いていきます。終わり方もスッキリしていて良かった。読んでるとお菓子を…

前線 作者:犬養楓 書肆侃侃房 Amazon 現役の救急救命医でもある犬養楓さんの歌集。コロナ禍での医療従事者の気持ちや情景を短歌で表している。短歌という限られた文字数の中だからこそ、読む者の想像が広がる。コロナ禍の記録としてたくさんの人に読んでもら…

アウシュヴィッツで君を想う 作者:エディ デ ウィンド 早川書房 Amazon アウシュヴィッツで離れ離れになったハンスとフリーデルの夫婦の物語。読んでいてとても辛くなった。生き抜いても、壊れた心は戻らないんだなと思いました。戦争や差別はなんで無くなら…

歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望 作者:塩見 三省 角川春樹事務所 Amazon 俳優の塩見三省さんのエッセイ。2014年に病に倒れてからの、闘病、リハビリ、役者として復活の日々や過去に出会った人々との話が書かれている。塩見さんと言えば、私…

身のある話と、歯に詰まるワタシ 作者:尾崎世界観 朝日新聞出版 Amazon クリープハイプ尾崎世界観がいろんな人と対談している本。自分が興味なかった人の印象が変わったり、対談だけど、対談相手の話だけでなく、みんなミュージシャンはどうなの？って尾崎さ…

世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる 作者:岡根谷 実里 青幻舎 Amazon 岡根屋実里さんが、世界各国の台所を探検する本。家庭での食事風景が好きな私にぴったりな本だった。知っている国からあまり知らなかった国まで、様々な国の料理が見れて面白い…

Creepy Nuts Creepy Nutskjsakjoia Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想── 作者:R-指定 白夜書房 Amazon Creepy NutsのR-指定が日本語ラップについて語っている本。ラップあんまりわからんから、面白いかなー。と心配しながら手に取ったけど…

すごく久し振りに、韓国ドラマを見た。私が韓国ドラマを最終回まで見たのは「冬のソナタ」以来かもしれない（それっていつ？多分高校生ぐらい）。韓国の映画はたまに見てたけど。 www.youtube.com 「明日、キミと」と言うドラマである。たまたま地上波テレビ…

踊る彼女のシルエット (双葉文庫) 作者:柚木 麻子 双葉社 Amazon ライフステージが変わって行く、30代の女性の友達関係について書かれた小説。私もこれから友達関係はどんな風になって行くのかなと思いながら読んでいました。今疎遠になってたとしても、また…

空芯手帳 作者:八木 詠美 筑摩書房 Amazon 職場にキレて偽装妊娠。それからの日々を綴った小説。同じようにオフィスで働きながら、実際の妊婦だった私も共感できることがたくさんあって面白かった。私にも東中野さんのように、自分のことのように心配し、一…

9月9日9時9分 作者:一木 けい 小学館 Amazon バンコクからの帰国子女の高校一年生の主人公、漣が馴染めない日本での生活の中である先輩に恋をする。それが好きになってはいけない人だった…。というお話。暗い感じではなく、ときめきや、家族についてしまう嘘…

苦汁200% ストロング (文春文庫 お 76-3) 作者:尾崎 世界観 文藝春秋 Amazon クリープハイプ尾崎世界観の2017年の日記。文庫版なので、芥川賞候補になった時の日記が収録されている。私は、10年ちょっと前ぐらいにクリープハイプのライブによく行ってて、サ…

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫) 作者:田辺 聖子 KADOKAWA Amazon 家にあったこの小説を久し振りに手に取ってみた。映画の（アニメじゃない方のね）宣伝の帯が付いてる。初版が昭和62年、この本は13版で平成16年と書いてある。私が大学生の頃、映画を見てから…

韓国のイギル・ボラさんの本。彼女は耳の聞こえないろう者の両親のもとに生まれた、聞こえる子「コーダ」である。（コーダ＝Children of Deaf Adults）自らの生い立ちや両親の生い立ちを交えながら、どのようにして今に至るのか、という事を綴ったエッセイ。…

川上未映子さんの本を読みたくなって、手を取った１冊。いじめの話と言うのは知らずに読み始めました。いじめられている主人公と、同じクラスのいじめられてる少女との手紙のやり取り部分がすごく良かった。いじめる側の主張が本当に意味がわからなくて、な…

ずっと気になっていた本。専門的な言葉も多くて、前半は難しかったけど、読んでいったら、自閉症の言葉のコミュニケーションで気になってたことが書かれてあったり、発見がたくさんあった。家族との何気ない会話から研究になっていく過程も興味深かった。 自…

去年後半から、コロナ禍で慣れない生活で疲れが蓄積してしまって、不安になったり、調子が出なかったり、そしてなぜか良いことがあっても悪いことがあっても、感動しても涙が出なくなった。私はライブで音楽を聞いたり、映画を見て涙を流すのが一つのストレ…

柚木麻子さんの本を初めて読んだ。色々本が出てるけど、その中でも表紙に惹かれてこの本を手に取りました。アラサー4人の女子校の同級生がそれぞれの仕事、恋愛、家族などいろいろな問題を料理をヒントに解決していくお話。性格も職業もバラバラだけど、4人…

星野源と新垣結衣が結婚した。二人とも大好きなので、もうめちゃくちゃ、めっちゃくちゃに嬉しい。今日は、いつもの水曜日通りの母と、昨日のオールナイトニッポンの話を電話でして、電話を切って、その後たまたまYahoo!ニュースを見て「？？？」となり、再…

エッセイが好き。中でも料理に関するエッセイが好きなので、よく手に取る。情熱大陸で山本ゆりさんを見てから、どんな本なのかな？と思い、新刊じゃなくて古いものをまず読んでみました。意外と料理以外の話もあって、ブログをあまり読んだことがなかったの…

去年から、もっとご飯作りを簡単にしていいんだ。と思い、今まで以上に冷凍食品をよく買うようになった。最近良かったものを記録しときます。子供の頃は冷凍食品美味しくないって思ってたけど、今は技術が向上したのか美味しいのがたくさんあるね。 ■ジョイ…

あめつちのうた 作者:朝倉宏景 発売日: 2020/06/16 メディア: Kindle版 阪神園芸って知ってますか？甲子園球場のグランドの整備をしている会社。この本はその阪神園芸で働く主人公の、入社１年目の１年間の話。私はタイガースファンだから、甲子園のことも、…

何年振り？ってぐらいにとんかつを作った。揚げ物をあまり作らない理由、準備、片付け全てが面倒。しばらく放ったらかしにしてたニトリで買ったオイルポットを綺麗にしていたのと、豚肉が安かったのと、油が安かったのと、自分がとても揚げたての揚げ物を食…

昨日、椿屋四重奏が一夜限りの再結成をした、と聞いて懐かしくなった。私が椿屋四重奏を知ったのは、NHK-FMの「ミュージックスクエア」というラジオ番組で、2004年の春に番組のエンディングテーマに「小春日和」と言う曲が使われていた。その頃私は、進学で…

出産後、過去最低体重を記録していたが、断乳後、徐々に徐々に体重が増加している。授乳中は、よほど栄養が取られていたのか、夜にポテトチップスを食べようが、白米をたくさん食べようが、全く体重は増えず、減る一方だった。これではいけない、と思って何…

鶏肉を食べるのは好きだけど、料理するのが凄く苦手だった。まず、鶏肉を触るのが苦手。皮や脂身のぷるぷる、包丁を入れるとくにゅっとなる感覚に、必ず「おえー」とに持ち悪くなって、吐き気を抑えながら切ってた（そこまでして料理するなよ！！）。なので…

りんご飴がとても食べたかった話。 幼い頃、私の父は仕事の関係で二〜三年間単身赴任をしていた。金曜日の夜に車で帰って来て、月曜日の朝車で出て行く。なので、お父さんが家にいるのはとても貴重な時間で、お父さんが煩わしく「お父さんあっち行って！！」…

ちょっと前のCreepy NutsのANNでゲストに来てたKEN THE 390さん。HIPHOP全然知らない私はこの番組でこの方を知ったのだけど、カッコよくて最近よく聴いてる。 KEN THE 390 - Overall feat. R-指定, 般若 この曲。 私は本当にHIPHOP、ラップをやっている人と…

おっぱい先生 作者:泉 ゆたか 発売日: 2020/05/20 メディア: Kindle版 インターネットには載っていない、知る人ぞ知る母乳外来専門の助産院「みどり助産院」のお話。様々な母乳トラブルを抱えた母親の駆け込み寺のような助産院で、あるお母さんから、小さな…

子どもが夫とお風呂に入ってる時に、家事の気分転換にとラジオを付けた。FMから流れて来る聞き覚えのある音楽、THE YELLOW MONKEYの「パール」だった。 吉井さんの声が聞こえてくると、歌詞が頭の中でどんどん出てきた。特に思い入れのあった曲じゃなかった…