デイジー茶碗蒸し

音楽・食べ物についていろいろ

【読書40】黄色い家

黄色い家 作者:川上未映子 中央公論新社 Amazon 2024年の本屋大賞にもノミネートされた1冊。ページ数が多くて分厚いので、読むのにどれだけかかるのかな?と思ったけど、どんどん読み進めて行ける凄い小説だった。 主人公の花が黄美子さんと出会い、家を出て…

【読書39】バンギャルちゃんの老後

バンギャルちゃんの老後 オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた 作者:藤谷 千明,蟹 めんま ホーム社 Amazon ライブ後にバンギャル仲間と「老後はこのメンツで住もう!バンギャル老人ホーム作ろう!」と言う会話から実際の老後について考えた本。…

【読書38】オタク女子が、4人で暮らしてみたら。

オタク女子が、4人で暮らしてみたら。 作者:藤谷 千明 幻冬舎 Amazon 著者の藤谷さんのXをフォローしていてずっと気になっていてやっと読んだ。様々なジャンルのオタク女子4人でルームシェアを始める話。家族以外の人と暮らす、となるとどんな準備が必要なの…

【読書37】うたうおばけ

表紙が気になって手に取った。くどうれいんさんの事を全く知らなくて、どんな本なのかも知らずに読んだのですが、こんなにおもろしいエッセイありますか?と思う程私にピッタリでした。まわりにいる人が面白すぎるし、それを面白いと思うように書けるれいん…

【読書36】花に埋もれる

花に埋もれる 作者:彩瀬まる 新潮社 Amazon 綾瀬まるさんの短編集。綾瀬さんの作品は「暗い夜、星を数えて3.11被災鉄道からの脱出」しか読んだことがなかったので、初めての小説。全ての話が、どこか不思議でふわふわしていたり、悲しかったり、切なかったり…

【読書35】愛は時間がかかる

愛は時間がかかる (単行本) 作者:植本 一子 筑摩書房 Amazon ずっと著書を追いかけている植本一子さんのエッセイ。今回はトラウマ治療に関する記録。今までの本は日記形式だったけど、今回は誰かに語りかける手紙のような書き方でした。今までの本の中では植…

【読書34】音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む

音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む〜プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで〜 作者:川原繁人 朝日出版社 Amazon 音声学者の川原繁人さんが、自らの子育てを通して音声学について教えてくれる本。うちは子どもの発語がなかなか出ず、言語聴覚…

【読書33】手のひらの京

手のひらの京(新潮文庫) 作者:綿矢りさ 新潮社 Amazon 綿谷りささんの、京都に住む三姉妹の話。たまたま本屋さんで表紙が今日マチ子さんの絵だったので手に取った。そう言えば、綿谷さんの本ってあんまり読んだことなかった。学生時代京都に住んでいたので…

【読書32】田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ

田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ (単行本) 作者:田辺 聖子 中央公論新社 Amazon 田辺聖子さんの食べ物にまつわるエッセイ集。いつ書かれたのか確かめずに読んでて、日本の女性について書かれてて、すごく頷いた神戸の章が80年代のものだったのでびっくり…

【読書31】ねじねじ録

ねじねじ録 作者:藤崎彩織 水鈴社 Amazon EKAI NO OWARIのメンバー藤崎彩織さんのエッセイ。ずっと前、寝付きが悪かった頃に聞いてたNHKのラジオ深夜便にゲストに出てて、この本のお話を聞いて気になっていたのを最近思い出して読んだ。EKAI NO OWARIは「幻…

【読書30】ただ、一緒に生きている

ただ、一緒に生きている 作者:坂本 美雨 光文社 Amazon 坂本美雨さんの子育ての日常を綴ったエッセイ。発達障害の子供を育てていると、他人の子育ての本を読む時身構えてしまうのだけど「デコボコしててもいいんだよ」と言うタイトルの話がとても良かった。…

【読書29】戦争日記 : 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々

戦争日記 : 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々 作者:オリガ・グレベンニク 河出書房新社 Amazon ウクライナ の絵本作家が描いた、ロシアがウクライナ に軍事侵攻し始めた2月24日からの日記。テレビのニュースで戦争の情報を見るけど、こうやって実…

【読書28】彼女

戸田恵梨香 『 彼女 』 作者:戸田 恵梨香 ワニブックス Amazon 戸田恵梨香さんのエッセイ。彼女って誰?と思っていたら、演じた役について書かれていて、自分の好きな作品の話を聞けてとても良かった。(私は特に「SPEC」が)他にも役者としての戸田さんの気…

【読書27】犬も食わない

犬も食わない(新潮文庫) 作者:尾崎世界観,千早茜 新潮社 Amazon 同棲中の男女のそれぞれの視点から描かれた日常。同じ日々なのにそれぞれの思いが違う方向に行ってたりすれ違ってたりするのが面白い。付き合っている、と言っても同じ家に住んでいるのと別…

【読書26】田辺聖子 十八歳の日の記録

田辺聖子 十八歳の日の記録 作者:田辺 聖子 文藝春秋 Amazon 田辺聖子さんの1945年から47年、十代後期の日記と、その頃書かれた小説が収録されてる。想像していたよりも、軍国少女だった様子からその時の日本の流れとか、空気感を知ることができた。どんなに…

【読書25】胃が合うふたり

胃が合うふたり 作者:千早 茜,新井 見枝香 新潮社 Amazon 一緒に食べたものをそれぞれの視点から書かれたエッセイ。面白かったし、こんな関係いいなーと思いました。それぞれ全然違うことを考えてたるするのがまたいい。私も気の合う人とご飯に行くのが大好…

【24】タイムスリップしたら、また就職氷河期でした

タイムスリップしたら、また就職氷河期でした (双葉文庫) 作者:南綾子 双葉社 Amazon アラフォーの男女二人が2019年から1999年にタイムスリップする話。自分たちが過ごしてきた就職氷河期をもう一度やり直すんだけど、全然順調に行かないし、どうしようもな…

【読書23】やさしい猫

やさしい猫 作者:中島京子 中央公論新社 Amazon たまたま、子どもが遊ぶためにもらってきた古新聞で連載されてたのを読んで、凄く気になってたから読んでみました。ある一家に起きる大きな事件。シングルマザーのミユキさんが出会ったスリランカ男性のクマさ…

【読書22】もうあかんわ日記

もうあかんわ日記 (コルク) 作者:岸田奈美 コルク Amazon お母さんの病気からおばあちゃんの異変まで、いろいろ大変な毎日を綴った日記。大変なことが次々起こるのに笑ってしまう。笑っていいのかわからんような状態なのに。どんなに大変でもユーモアを忘れ…

ナイトオンザプラネット

去年、12月にクリープハイプの新譜を買った。買って聞いてたけど、特典の歌詞集ばっかり読んでたから、新しい曲の歌詞は何となくでしかわかってなかった。 この前、NHKの「眠いいね!」に尾崎さんが出てたのを、ほんまに眠かったから見ずに録画してたのを誰…

【読書21】バニラな毎日

バニラな毎日 (幻冬舎単行本) 作者:賀十つばさ 幻冬舎 Amazon 閉店した洋菓子店で開かれる、ちょっと変わったお菓子教室。悩みを持った人々が、お菓子を作りながら、大切なものに気付いていきます。終わり方もスッキリしていて良かった。読んでるとお菓子を…

【読書20】前線

前線 作者:犬養楓 書肆侃侃房 Amazon 現役の救急救命医でもある犬養楓さんの歌集。コロナ禍での医療従事者の気持ちや情景を短歌で表している。短歌という限られた文字数の中だからこそ、読む者の想像が広がる。コロナ禍の記録としてたくさんの人に読んでもら…

【読書19】アウシュヴィッツで君を想う

アウシュヴィッツで君を想う 作者:エディ デ ウィンド 早川書房 Amazon アウシュヴィッツで離れ離れになったハンスとフリーデルの夫婦の物語。読んでいてとても辛くなった。生き抜いても、壊れた心は戻らないんだなと思いました。戦争や差別はなんで無くなら…

【読書18】歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望

歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望 作者:塩見 三省 角川春樹事務所 Amazon 俳優の塩見三省さんのエッセイ。2014年に病に倒れてからの、闘病、リハビリ、役者として復活の日々や過去に出会った人々との話が書かれている。塩見さんと言えば、私…

【読書17】身のある話と、歯に詰まるワタシ

身のある話と、歯に詰まるワタシ 作者:尾崎世界観 朝日新聞出版 Amazon クリープハイプ尾崎世界観がいろんな人と対談している本。自分が興味なかった人の印象が変わったり、対談だけど、対談相手の話だけでなく、みんなミュージシャンはどうなの?って尾崎さ…

【読書16】世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる

世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる 作者:岡根谷 実里 青幻舎 Amazon 岡根屋実里さんが、世界各国の台所を探検する本。家庭での食事風景が好きな私にぴったりな本だった。知っている国からあまり知らなかった国まで、様々な国の料理が見れて面白い…

【読書15】Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想──

Creepy Nuts Creepy Nutskjsakjoia Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想── 作者:R-指定 白夜書房 Amazon Creepy NutsのR-指定が日本語ラップについて語っている本。ラップあんまりわからんから、面白いかなー。と心配しながら手に取ったけど…

明日、キミと

すごく久し振りに、韓国ドラマを見た。私が韓国ドラマを最終回まで見たのは「冬のソナタ」以来かもしれない(それっていつ?多分高校生ぐらい)。韓国の映画はたまに見てたけど。 www.youtube.com 「明日、キミと」と言うドラマである。たまたま地上波テレビ…

【読書14】踊る彼女のシルエット

踊る彼女のシルエット (双葉文庫) 作者:柚木 麻子 双葉社 Amazon ライフステージが変わって行く、30代の女性の友達関係について書かれた小説。私もこれから友達関係はどんな風になって行くのかなと思いながら読んでいました。今疎遠になってたとしても、また…

【読書13】空芯手帳

空芯手帳 作者:八木 詠美 筑摩書房 Amazon 職場にキレて偽装妊娠。それからの日々を綴った小説。同じようにオフィスで働きながら、実際の妊婦だった私も共感できることがたくさんあって面白かった。私にも東中野さんのように、自分のことのように心配し、一…