デイジー茶碗蒸し

音楽・食べ物についていろいろ

パール

 子どもが夫とお風呂に入ってる時に、家事の気分転換にとラジオを付けた。FMから流れて来る聞き覚えのある音楽、THE YELLOW MONKEYの「パール」だった。

 吉井さんの声が聞こえてくると、歌詞が頭の中でどんどん出てきた。特に思い入れのあった曲じゃなかったのに、歌詞を覚えていた自分に驚いた。調べると、この曲が発売されたのは2000年。私は15歳の頃。その頃は何も思っていなかった歌詞の一つ一つが胸に響いて、とても泣きそうになった。普通に生活しているけど、将来のことについてとても不安に思ってしまっていて。どこにもやり場のなかった気持ちを、この歌詞が表してくれていて、さらに出口に連れて行ってくれるような、そんな気がした。たった3分44秒、それだけなのに自分の心を大きく揺さぶられて、音楽って凄いな、と改めて思った。しかも、今このタイミングでラジオを付けていなければ、この曲にこのタイミングで出会うこともなかった訳で、なんだかとてもドキドキしてしまった。

 


THE YELLOW MONKEY – パール

 

しばらく、この曲をお守りのように感じて、夜によく聞いています。