デイジー茶碗蒸し

音楽・食べ物についていろいろ

【読書10】ジョゼと虎と魚たち

 

 

 

 家にあったこの小説を久し振りに手に取ってみた。映画の(アニメじゃない方のね)宣伝の帯が付いてる。初版が昭和62年、この本は13版で平成16年と書いてある。私が大学生の頃、映画を見てから購入していた。それから2回引っ越ししてるけど、ずっと持ってきてたんや。タイトルは「ジョゼと虎と魚たち」だけど、短編集なので、全部が「ジョゼと虎と魚たち」ではない。その中の1つのお話というわけ。映画化できるのか、と思う程話は結構短い。「ジョゼと虎と魚たち」のあといくつかの話のところで、栞が挟まっていて、私はどうやらその先の話を読んでいなかったようだ。その先の話に全く記憶がなかった。「ジョゼと虎と魚たち」以外は殆どが、関西が舞台の働く女性の恋愛話なので、この本を買った大学生の私にはあまり、ピンと来なかったのかもしれない。30代になった私が読んでみると、昭和後期の働く女性の恋愛模様が面白く、スイスイ読んでしまった。田辺聖子さんの本は、おばあちゃん家の本棚にたくさんあったんだけど、誰が読んでたんだろう。

ジョゼと虎と魚たち」映画も見たのに、もう話をすっかり忘れてしまって、結末が小説とは違うことと、好きな俳優さんがたくさん出ていることと、くるりの音楽が素晴らしかったことを思い出しました。また映画も見てみよう。