デイジー茶碗蒸し

音楽・食べ物についていろいろ

【読書35】愛は時間がかかる

 

ずっと著書を追いかけている植本一子さんのエッセイ。今回はトラウマ治療に関する記録。今までの本は日記形式だったけど、今回は誰かに語りかける手紙のような書き方でした。今までの本の中では植本さんの考えや行動は、自分にはわからない、自分ではそんなことしない、と思いながら読んでいたんだけど、この本では植本さんのパートナーに対する気持ちとか、子供の頃の経験に対して、共感したりすることが多く、ちょっとびっくりした。「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」と言う言葉は本当にその通りだなと思う。皆んな其々違った辛さを抱えて生きているんだと思う。私もどうしても、物事に対して勝手に起こってもいない不安なことを考えてしまってしんどくなるので、少しづつ今不安なことが起こっていない、と言う時間を積み重ねて不安とうまく付き合っていきたいな。

ずっと気になってた植本さんとお母さんの関係にも変化があってちょっと安心した。お母さんとの距離感って皆んなどんなもんなんだろうな。私はお母さんに何でも話すし、相談もするんだけど、反面理解できないところや嫌なところもある。

 

これからも植本さんの本を追い続けようと思う。