田辺聖子さんの食べ物にまつわるエッセイ集。いつ書かれたのか確かめずに読んでて、日本の女性について書かれてて、すごく頷いた神戸の章が80年代のものだったのでびっくりした。日々の買い物メモ(献立と何を買ったかと値段だけのシンプルなメモ)を延々と読みたい気持ちになった。人の献立とか買い物メモとか見るの楽しいよね。田辺聖子さんの文章は好きなので一気に読んでしまった。
#読書
EKAI NO OWARIのメンバー藤崎彩織さんのエッセイ。ずっと前、寝付きが悪かった頃に聞いてたNHKのラジオ深夜便にゲストに出てて、この本のお話を聞いて気になっていたのを最近思い出して読んだ。EKAI NO OWARIは「幻の命」と言う曲が出た時に(調べたら2010年発売でした。もう13年も前!)とても聞いてたんやけど、それから追いかけることはなく、特にあまり興味もなかった。彩織さんが結婚してたのも妊娠、出産してたのも知ってたけど、いつだったっけ?と思う程記憶になくて、エッセイを読んで産後1ヶ月で仕事に復帰しててびっくりした。その時のこともいろいろ書いていて、子育てをしながらバンドを続けるってほんまに凄いなーと思いながら読んでいました。この後に出版された「ざくろちゃん、はじめまして」と言う本も妊娠、出産のことが書かれてるみたいなので読んでみようと思った。
同棲中の男女のそれぞれの視点から描かれた日常。同じ日々なのにそれぞれの思いが違う方向に行ってたりすれ違ってたりするのが面白い。付き合っている、と言っても同じ家に住んでいるのと別々に住んでいるのとでは結構思いが違うよね、って思う。綺麗じゃないことも見えるし、面倒なことばかり出てくるし。一人では書けない、共作ならではの面白さがある小説だなと思いました。個人的にこの二人の作者が大好きだ。