デイジー茶碗蒸し

音楽・食べ物についていろいろ

【読書25】胃が合うふたり

 

一緒に食べたものをそれぞれの視点から書かれたエッセイ。面白かったし、こんな関係いいなーと思いました。それぞれ全然違うことを考えてたるするのがまたいい。私も気の合う人とご飯に行くのが大好きなんだけど、それがコロナで気軽にできないのが辛いな。ストリップ劇場の話が出てくるので、私も行ってみたくなりました。

【24】タイムスリップしたら、また就職氷河期でした

 

 アラフォーの男女二人が2019年から1999年にタイムスリップする話。自分たちが過ごしてきた就職氷河期をもう一度やり直すんだけど、全然順調に行かないし、どうしようもないんだけど、ハラハラしつつつ、どんどん読み進めることができた。就職がメインのお話だけど、その頃の時代の流行りとかも出てきて面白い。私は主人公たちよりも下の世代だけど、懐かしい話がいっぱい出てきた。音楽の話も結構出てきて、まだ活動しているミッシェルのライブを見てアベフトシに「長生きしてくれ」って叫ぶところが一番心に残ったな。私も、もう一度就活やり直したい…。

【読書23】やさしい猫

 

たまたま、子どもが遊ぶためにもらってきた古新聞で連載されてたのを読んで、凄く気になってたから読んでみました。ある一家に起きる大きな事件。シングルマザーのミユキさんが出会ったスリランカ男性のクマさんとのお話。難民や入国管理について、ニュースでは見ていたけど、全然知らなかった事ばかりだった。長編だけど、ミユキさんの高校生の娘マヤちゃんの目線で書かれているので、大人だけでなく高校生でも読めると思う。読んで欲しい。読んで良かった。

【読書22】もうあかんわ日記

 

お母さんの病気からおばあちゃんの異変まで、いろいろ大変な毎日を綴った日記。大変なことが次々起こるのに笑ってしまう。笑っていいのかわからんような状態なのに。どんなに大変でもユーモアを忘れないこと、自分の中に抱えずに誰かに発することは大切やなと思いました。私も障害のある子供の母であり、障害のある弟の姉であったので、奈美さんの気持ち、お母さんの気持ちで胸にくるものがありました。

ナイトオンザプラネット

去年、12月にクリープハイプの新譜を買った。買って聞いてたけど、特典の歌詞集ばっかり読んでたから、新しい曲の歌詞は何となくでしかわかってなかった。

 この前、NHKの「眠いいね!」に尾崎さんが出てたのを、ほんまに眠かったから見ずに録画してたのを誰もいない日中にちょっとずつ見てる。映画の話で面白くって、尾崎さんが映画に関する曲と言うことで、新曲の「ナイトオンザプラネット」を弾き語りしていて、そこで初めて歌詞をじっくりと聞いた。1番は過去の話で、2番は現在の話の歌詞なんだけど、二番の

あの頃と引き換えに

字幕より吹き替えで

命より大事な子供とアニメを見る

いつのまにかママになってた

このまま時間が止まればいいのになって思う瞬間が

この先つま先の先の先照らしてくれれば

 と言うところで、「ママになってた」ってところにちょっとびっくりして、歌詞を引っ張り出してきて読んだ。クリープハイプの歌詞も好きだけど、そんなに共感とか、自分と同じって思うことあんまりなかったけど、この歌詞は今の自分に凄くぴったりで、それから繰り返し繰り返し、一人の時間にこの曲ばかり聞いてた。

 私がクリープハイプのライブに頻繁に行ってたのはもう10年以上前のことなんやけど、未だにずっとCD買って、ライブには行けないけど追いかけて、その間に私もママになってた。この曲を聴いている人の中には、私のような人が他にもいるのかな、そんな人に出会ってみたいな、なんて思いました。


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【読書21】バニラな毎日

 

 閉店した洋菓子店で開かれる、ちょっと変わったお菓子教室。悩みを持った人々が、お菓子を作りながら、大切なものに気付いていきます。終わり方もスッキリしていて良かった。読んでるとお菓子を作りたくなり、今年はクリスマスケーキを作ってしまった。

【読書20】前線

 

前線

前線

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 現役の救急救命医でもある犬養楓さんの歌集。コロナ禍での医療従事者の気持ちや情景を短歌で表している。短歌という限られた文字数の中だからこそ、読む者の想像が広がる。コロナ禍の記録としてたくさんの人に読んでもらいたい本だと思いました。